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MEMO

氷属性立ち絵が完成+α

  • 執筆者の写真: Gyo Gyo
    Gyo Gyo
  • 6月5日
  • 読了時間: 5分

みなさまお疲れ様です。

今年も6月となり虫も多く見かける季節になってきました。


最近コンタクトレンズを使い始めたのですが、眼鏡フレームがない広い視野でくっきりした景色を見ることができて感動しています。ただ、絵を描く作業は入浴後の時間が多いため、絵を描く際は眼鏡をかけています👓



┃氷属性の立ち絵が完成🧊

4月から描き進めていた氷属性主人公の立ち絵が完成しました!

主人公+氷属性の2つの要素を組み合わせることに四苦八苦しましたが、納得できるキャラデザに仕上げることができました。


氷属性 魔女の力を継ぐ青年 アルス
氷属性 魔女の力を継ぐ青年 アルス

ただ、今回は会話用の表情差分を制作することも計画の1つにあるため、あくまでも完成(仮)という形となっています。


┃制作概要

制作時間:110時間

使用ソフト:CLIP STUDIO PAINT

サイズ: A4 350dpi

デバイス:Windows10

入力デバイス:Deco 01 V2



┃制作時間の問題点

今回の立ち絵では背景なしにも関わらず、完成に100時間以上と1ヶ月以上の期間を要しています。


立ち絵でこれだけ制作時間が長いとモチベ低下に繋がり、肉体・精神的にも大きな負担をかけてしまう可能性があります。イラストレーターとして仕事をしたいことを考えると、更に時短をさせる必要性があると感じました。


そのため、なぜこんなにも制作時間が長引いたのか原因を調べ、対策法を考えることにしました。



┃制作時間が長引いた原因

今回は根本的な原因を特定するため「なぜなぜ分析」という方法で原因を調べました。


分析内容は長文になるので省略しますが、分析で浮き彫りとなった根本原因は「こだわり癖」と「準備と計画の不足」の2点でした。そのため、これらの原因を解決するいくつかの対策法を考えてみました。



┃考えられる対策法

上記の根本原因を踏まえ、これまで以上に事前準備・計画を行う必要性があると考えました。これまで大ラフ▶詳細ラフ▶線画▶着色の工程で事前準備をしていましたが、一度この進め方を見直し、以下の対策法を考えました。


┃対策1. アイデア期間を設ける

これまで大まかなラフを事前に準備し、細部デザインは本番絵の制作中に考える進め方をしていました。しかし、時には細部デザインが思いつかないこともあり、制作時間を無駄にしてしまうことがありました。


そこで、よりスムーズに制作を進めるため、事前に完成ラフやデザインラフを準備する「アイデア期間」を設けることにしました。また、この期間中に参考資料などもできるだけ集めておくことで、さらにスムーズに制作が進められるかと思いました。


┃対策2. 事前にしっかりとしたラフを準備しておく

上記で触れた「制作中に細部デザインを考える」という方法が今回の立ち絵の制作を難航させ、時間を消費させる原因となりました。もし事前にしっかりとデザインを考えておけば、より効率的に制作が進められた可能性があります。


そのため、「どんなキャラデザにするか」「どんな形に仕上げるか」といった点を踏まえ、より詳細なラフを事前に準備する必要があると考えました。


┃対策3. 事前に完成までのタスクを詳細に決めておく

事前に着色までの全工程を細かくタスク化することで、制作スケジュールの管理・調整がスムーズになると考えました。ちなみに僕はスケジュール管理にGoogleカレンダー、タスク管理にGoogleToDoを活用しています。


事前に仕上げまでのタスクを細かくToDoで作成し、その日に完了させるタスクを事前にカレンダーへ設定することで、明確な完成までの制作スケジュールがつくれると考えました。


タスクは「全身を着色する」といった抽象的な内容ではなく、「顔の肌を着色する」といった具体的な内容で準備します。また、自身のこだわり癖にも対処するため、どの程度進めるかといった完成・優先度もタスクに設定しておくと良いかと考えました。


┃対策4. 使えるツールは最大限に活用していく

イラストレーター「Lack」の超速作画術という本を読んだ際に「使えるツールはしっかり使うことが大切」と書いてありました。今回の場合、ひし形の装飾にはコピペを使用したり、剣には対称定規を活用することで少しだけでも時短ができたかもしれません。今後はこういったツールも最大限に活用していきたいと思います。



以上、4つの対策法を考えてみました。

次のイラスト制作ではこれらの対策を考慮して取り組みたいと思います。


後ほど表情差分も描く予定ですが、ずっと同じ絵だとモチベが低下し続けるため、一旦別のイラスト制作作業に移ろうと思います。次はこのキャラクターが登場する世界観の背景一枚絵を描く予定で、現在アイデアスケッチなどを描いて考え中です。



┃おまけ:今回の対策法で実験中

現在、上記で考えた対策法がどれだけ効果があるか調べるため、過去に制作した既存の泡属性オリキャラで実験を行っています。



実験ではアイデア期間中に仕上げまでの詳細なタスクを準備し、予定に合わせて完成までの制作スケジュールを決めて描いています。また、タスクも抽象的な内容だとスケジュール通りに進まない可能性があり、「髪のラフを描く」といった具体的な内容にしました。


▲ポーズ・構図アイデアスケッチもアナログで数枚ほど用意しました
▲ポーズ・構図アイデアスケッチもアナログで数枚ほど用意しました

余談ですが、最近『映像研には手を出すな!』というアニメを見ました。劇中で主人公たちが自主製作アニメのキャラデザを考案する際、素体が描かれた紙を窓に貼り、その上から別の紙を重ね、太陽光で透かしながら衣装や武器を描くシーンがありました。


▲そのシーンをヒントに同じ方法でアイデアスケッチにパーカーなどを追加してみました
▲そのシーンをヒントに同じ方法でアイデアスケッチにパーカーなどを追加してみました

今のところ制作は順調に進んでいますが、こちらも完成後に実験結果をまとめたものを作業日記として投稿したいと思います。

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