ちょっとした実験💡
- Gyo Gyo
- 2月12日
- 読了時間: 4分
更新日:4月16日
いつもと異なり2回連続の投稿になります。作業日記というよりも実験記録のような内容のため別記事で投稿をしました。
前回の作業日記でもお話しましたが、初めて背景イラストを描いた際、短い制作時間で仕上げることができました。そこで少し気になったことがあり実験を行っていました。
背景イラストを描いて気になったこと
先月に初めて背景イラストを描いてみたのですが、ナビゲーターを意識して制作したことで制作時間が大幅に短縮させることができたため、ナビゲーターを最大限に活用すればキャラクターイラストも早く描けるのではないかと考えていました。そのため、ナビゲーターを意識したらキャラクターも早く描けるか実験を行いました。
1回目の実験
最近『ゼンレスゾーンゼロ』というゲームを始めてみたので、ゲーム内に登場するキャラクター「カリン」で実験を行いました。…が、途中で中断する形となりました。

ナビゲーターを意識して描いていたものの、完成イメージが見えてこず何時間もポーズで考えてしまい中断…スムーズには描き進まず実験は失敗という結果になりました。
しかし、これを描いたことで気になる点が1つありました。過去に講師へ制作時間が長くなる原因を聞いた際に「何を描くか考えてしまう時間が多いからだと思う」と指摘されたことを思い出し、今回の背景イラストに関しては最初の段階で何を描きたいか脳内でイメージができていたため、スムーズに描き進めることができました。
そのためキャラクターイラストの場合、キャラクターの何らかの要素で深く考えてしまい制作時間が長くなっていると考えました。このイラストで描き進まなくなった点を考えてみると…
「僕はオリジナルのポーズを考えるのがすごく苦手なのでは…?」
という疑問を持ちました。正直、苦手意識などはありませんでしたが、実際に過去のイラストを振り返ると何度もポーズで描き直していることが多いため、自覚していないだけで苦手な要素なのかもしれません。
そこでもうひとつ、次は参考ポーズを1つ決め、同じキャラクターで再度実験を行いました。
2回目の実験
同じキャラクターで、参考ポーズはゲームの立ち絵などでよくある槍を背中に通して持つポーズにしてみました。

途中ではあるものの、2時間ほどでこのくらい描き進みました。シルエットに違和感が出ないように多少ポーズをアレンジをしているものの、作業速度が上がったのでやはりオリジナルポーズを考えるのが苦手なのかもしれません。
しかし、このオリジナルポーズを考えることが苦手と分かれば、対策次第ではキャラクターイラストの制作時間も大幅に短縮できる可能性が見えてきました。次は仕上げまで描き進めることを目標に、参考ポーズとナビゲーターを意識し、3度目の実験を行いました。
3回目の実験
SNSの流行に合わせ、大人気先行上映中のアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』のキャラクター「アマテ・ユズリハ(マチュ)」で実験を行いました。

これも参考ポーズを1つ決め、タンジェントやシルエットに注意しアレンジを加えて描いています。ナビゲーターと参考ポーズの2つを意識して描いた結果、仕上げまでに8時間ほどで描き終えることができました!
今回は背景などを描いていないものの、ポーズをつけたキャラクターだけで8時間ならば一枚絵でもかなり制作時間の短縮が目指せそうです!
結果💡
今回の実験を行ったことで自分はオリジナルポーズを考えることが苦手だったことが分かりました。対策をすることで改善はできそうですが、これに関しては才能や個人差の問題な気もするため、完全に克服するのは難しそうです。
しかし、参考資料といった対策方法を活用することで改善させることが可能だと分かったため、今回の実験で気づくことができて良かったです。
今後更に制作時間が短縮できるという可能性が見えてきたものの、まだ自分が気づいていないだけで他にもたくさんの隠れ苦手要素が存在しているかもしれません。その苦手要素に気づくためには、たまにこのような実験を行ってみるのも良いのかもしれませんね。