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氷属性 歴戦のマンイーター シン
┃キャラクター
『ゼノブレイド2』より「シン」
┃制作概要
制作時間: 61時間
制作期間: 2024/03/06 - 2024/05/17
使用ソフト: CLIP STUDIO PAINT
デバイス: MacBook Pro
入力デバイス: XP-Pen Deco 01 V2
┃このキャラクターを描いた理由
次は氷属性のキャラクターを描きたいと考えていたが、どのキャラクターを描くか考えていたときに「筋肉も描きたい」という思いが出てきた。
そのとき、氷属性でこの胸筋が見えている姿のシンが一番描きたい理由とマッチしたため、シンを描きたいと考えた。
┃学んだこと
│構図
1. アイラインの位置: 迫力や動きのあるイラストを描く場合、アイラインを中央ではなく上か下にした構図で描いたほうが良いことが分かった。日常的なイラストであれば、アイラインは真ん中のほうが良いかも。
│仕上げエフェクト
1. パーティクル: 画面全体にパーティクルをつけるだけで絵の雰囲気が大きく変わる。今回は氷属性で青色のパーティクルをつけてみたが、強者のような雰囲気になった。また、パーティクルにも大きさの調整や色合いを変えて遠近感をつけた方が空間ができる。(参考イラスト: https://www.pixiv.net/artworks/54975304)
│キャラクター
1. ジェスチャードローイング: ジェスチャードローイングを意識することで、より動きのあるイラストを描けることが分かった。
2. 硬い部分の質感: 質感を表現する際にテクスチャ画像を使用することで時間短縮に繋がる。テクスチャは全体に薄く貼った後に、マスクなどを使用して光の当たる部分のコントラストを強くするなど調整する。また、貼るだけではなく一番コントラストの強い部分は少し反射光や影を手描きで描き足すと良い。
3. さらに質感を出す: テクスチャで質感を出した際、パーツの境目の反射光にも質感が分かるようにデコボコに描いてみると良い。
4. 人物のシルエット: 人物のシルエットは印象付けにとても重要で、背景と同化しなあたように反射光などでハッキリさせる。また、遠くからでもシルエットが分かりやすいと気持ちの良いイラストになる。
5. リアルの欠点: 高い等身でリアルデザインのキャラは全身を描くと目が小さくて見えにくくなるため、高い等身でも目だけは大きめに描いた方が良いことが分かった。
6. 迫力のあるポーズ: 高身長のキャラクターでも足を大きく広げて描くことで迫力を出せることができ、画面内にも綺麗に収めることができる。ラフ状態だとマヌケな姿に見えてしまうと思うが、衣装を描いたりすることで見違える程カッコよくなる。
7. 影の色: 影は黒だけではなく、場面に応じて赤や青といった色をつけてみることで、硬くない躍動感のあるイラストになる。
│キャラクターのエフェクト
1. オーラ: キャラクターを目立たせるために毎回ぼかしたセパレーションを付けていたが、今回はそれを派生させてオーラにすることで、更に強者感のある雰囲気を出せることが分かった。
2. 斬撃エフェクト: 斬撃で動きのあるエフェクトをつける際もグラデーションなどで遠近感を出したほうが良い。手前のエフェクトは大きくて明るく、奥に進むにつれ小さくして少し暗くしている。
3. 氷の描き方: 石は複数の物質が固まったような形をしているが、氷はひとつの物質をそのまま大きくしたように描いてみた。また、氷は光をかなり反射するため、光の当たる面は思い切って白くしたほうが氷らしくなることがわかった。
│背景
1. 描き込みすぎ注意!: 背景の背景は細かい部分を描く前に上からフィルターなどを乗せた状態を確認したほうが良い。フィルターで背景のコントラストが下がると、細かい部分はまったく見えなくなる可能性がある。更にそこからイラストを画像として書き出すと、完全に見えなくなることがある。
2. 物足りないときは: どうしても背景に空間ができて物足りないと感じたら、そこに何かしらエフェクトをつけてみるとドラマチックになる。今回の作品の空間にも無数の光のエフェクトを落としている。
│その他
1. 書き出しサイズ設定: クリスタで画像を書き出す際、jpegだと書き出し後のプレビューを確認しながら品質を調整することができることが分かった。画像サイズなどを下げる際にデータサイズも一緒に確認できるのでとても便利!
2. サインのありなし: イラストポートフォリオのために、イラストはサインなしのバージョンも保存しておいたほうが良いと考えた。
3. タイムラプスの必要性: タイムラプスを記録して保存することで、必要な際に色々な場面の制作途中の画僧が手に入る。容量と画質の関係上、書き出し動画サイズは1080pxが良いと感じた。
4. バックアップ: 何かしらトラブルでデータが消えることに備えて、バックアップは行っておいた方が良い。私も保存の際に自動でGoogleDriveに同期するようにしている。ただし、GoogleDriveにR-18イラストの保存はNG。
┃余談
1. 上から紫色の光が輝いているが、これは原作の敵キャラ「メツ」のイメージカラーで、この先にメツいるような場面にしてみた。
2. 実は背景はオリジナルで、原作の終盤のダンジョンをイメージし、参考にしながら制作した。
3. この姿のシンの腰にはコウモリのような翼が生えているが、今回は人物のシルエットや画面に収まりきらないなどの都合上削ることとなった。
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